野球のルールは英語がいっぱい!この英語はどんな意味?

ルール / 用語

日本に野球を広めたのは1871年に来日していたアメリカ人ホーレス・ウィルソンがきっかけ。
アメリカから普及したスポーツということもあり、現在でも日本の野球ルールには英語が多く採用されています。
どんな英語が残っているか見ていきましょう!

ダブルプレー

ダブルプレーは1つのプレーで、一気に2つのアウトを取れるプレーのこと。

例えばランナー1塁にいて、打者が内野ゴロを打った場合、4-6-3、5-4-3などのダブルプレーがあります。
また打球がライナーで、ランナーが戻れずアウトになった場合もダブルプレーです。
ダブルプレー以外にトリプルプレーも稀にですが、あります。

ダブルプレーについては詳しくはこちら!

タッチアウト

表現通り、ランナーに対し、ボールを持っているグローブ、またはボールを持っている手でタッチする行為です。
ベースを踏んでいないランナーに直接タッチすることでアウトが成立します。
タッチプレーは必ず発生するわけではなく、フォースアウトの時はタッチプレーは必要ありません。

ハーフスイング

ハーフスイングはバッターがスイングを途中でやめたときの表現です。
例えば、ボール気味の球に手を出して途中でバットを引いた時に、ハーフスイングがよく発生します。

ハーフスイングは実は明確なルール基準はありません。
ただ、一般的に手首が回っているか、回っていないかでスイングとみなすか決められています。
ハーフスイングはスロー再生を見ると、だいたいスイングしていることが多いですね。

ランダウンプレー

ランダウンプレーとは走者が守備側の選手の間に挟まれている状況です。
ランダウンプレーは下記のようなケースでよく起こります。

  • 牽制球でおびき出された
  • ランナー2塁の場面で思わず、ランナーが飛び出した
  • スクイズを外され、3塁ランナーが挟まる

ランダウンプレーが発生すると多くの場合でアウトになります。
ランダウンプレーの基本的な守備は、出来るだけ前の塁に戻すように走者を走らせること。
例えば、1、2塁間で挟んだら、1塁方向に走らせるように守備するのが基本です。

テイクワンベース

テイクワンベースは日本語では「安全進塁権」という意味ですが、日本語で言うことはほとんどありませんね。
テイクワンベースはボールデッドになった場合に実行されることが多いです。

例えば、内野手の送球が悪送球となり、観客席に飛び込んだなど。
そのボールがボールデッドになっていなかった場合に進塁できていたであろうという判断から適用されているルールです。

ボーク

ピッチャーの反則行為によりランナーに進塁が与えられる。
一般の方が理解しにくいルールの一つ。

投手の足のつま先の方向や肩の揺れなどもボークの対象になる。
また、アメリカの投手はセットポジションの静止時間が短い傾向にあり、日本のプロ野球でボークを取られる事も多い。

ボークについて詳しくはこちら!

ストラックアウト

日本語で「三振」の意味。
日本でもだんだんとストラックアウトという言葉が浸透してきています。
1990年代に野茂英雄投手がメジャーに渡って、奪三振をよく取っていて、実況が「ストラックアウト!」とコールしていたため、日本でも浸透してきたと考えられます。

3ストライク目を宣告したときのアウトの表現なので空振り三振、見逃し三振問わず、ストラックアウトと表現します。

エンタイトルツーベース

エンタイトルツーベースはグランドからボールが外部に飛び出した場合に使われます。
例えば、フェアグランドに一度落ちて跳ねた打球が観客席に飛び込んだケースなど。

一つ先の塁を進む権利を得ます。
ただし、どんな打球でもテイクワンベースなので、例えばランナー1塁で大飛球を放ち、エンタイトルツーベースになると、1塁ランナーは3塁どまりです。

1塁ランナーが足の速いランナーで楽々ホームインの状況でも3塁どまりとなります。

サスペンデッドゲーム

試合続行が不可能になったときに引き分け、または再試合となる試合のこと。
具体的には照明のない球場で日没になり、試合ができなくなった場合、治安的事情により試合を打ち切る必要が出た場合などです。

ただし、現在はサスペンデッドゲームとはならず、コールドゲームが成立するルールに変わっています。
1950年代から60年代にかけては日没によるサスペンデッドゲームが多くありました。

コールドゲーム

コールドゲームは日本のプロ野球、高校野球などで適用されるルールです。
主に点差が開いたとき、あるいは天候不良によりコールドゲームが成立します。

日本のプロ野球だと、5回以降なら天災、天候不良でコールドゲームが成立します。
高校野球の場合は天候不良以外に5回以降の点差に応じてコールドゲームが成立します。(地方大会のみ)

5回で10点差以上、7回以降で7点差以上がコールドの条件です。
ただし、地方大会でも決勝戦はコールドが適用されません。
甲子園もコールドは適用されません。

コールドゲームについて詳しくはこちら!

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