野球でピッチャーに向いている性格、向かない性格とは?

ピッチャー

ピッチャーはメンタルがとても重要なポジションです。
ピッチャーのメンタル次第で試合展開が大きく変わります。
どんな性格の持ち主はピッチャーに向いているのか、逆に向いていないのかまとめました。

ピッチャーに向いている性格

強気な性格

まず必要な条件として強気な性格が挙げられます。
例えばバッターのインコースを攻めて、上体を起こすなど。

当てるのが怖いからと外角ばかり責めていては打ち取れません。
プロ野球ではあえてデットボールに近いようなインコースを攻めて、インコースに残像を残す方法もあります。

そして自分自身のボールに自信を持って、「打てるもんなら打ってみろ!」ぐらいの強気なタイプの方がピッチャーとして大成する可能性が高いです。

他人に左右されない性格

一流のピッチャーは自分の信念に基づいて練習や試合に臨んでいる選手が多いです。
例えばピッチングフォームにしても、ピッチングの組み立てにしても自分の長所を生かした選手が多いです。
もちろんコーチの意見を吸収して良いところを伸ばすことも大切ですが、聞きすぎるのもよくありません。

野球を始めてから引退するまで同じコーチや監督に教えてもらうということはないわけですから、指導者によっては言うことが違うこともあります。

そういった時に自分の考えがなく、他人の意見を聞きすぎてしまうと、自分を見失ってしまうことがあります。

プロ野球選手でも学生時代の方がいいボールを投げていてプロに入ってから球速が落ちたり、コントロールが悪くなってしまう選手もいます。
他人に左右されない芯の強さもピッチャーには大事です。

冷静な性格

ピッチャーは1試合のうち、完璧に投げきれる試合の方が圧倒的に少ないです。
時にはピンチを招いたり、あるいは失点したりというケースもあるでしょう。

そういった時にも自分を見失わず、冷静な判断ができる性格の方がピッチャーに向いています。

ピンチになるたびに「打たれたらどうしよう」、「四球を出したらどうしよう」などと考えるピッチャーはなかなか良い成績を収められません。

もしピンチであっても、「相手もこのチャンスに打たなければならない」とプレッシャーにかかっていることも忘れずに対戦しましょう。

また相手だけでなく、味方のエラーやミスによってピンチが広がることもあります。
そういったときも、そのエラーを引きずってはいけません。

常に冷静に対処し、落ち着いて投球できることがピッチャーには必要です。

探究心をもった性格

ピッチャーは常に、今より更に自分のスキルを高めるには?という性格の方が能力が伸びる可能性が高いです。

例えば、

  • 今より速い球を投げるには
  • 今よりコントロールを良くするには
  • 切れの良いスライダーを投げるためには

こういった向上心があるタイプの方が練習もしっかりしますし、良い成績を残せる可能性が高いです。

たとえば、良いピッチャーの投球フォームをYouTubeでチェックして、自分にもその投げ方が合うのか試す選手もいます。

ピッチャーに向いていない性格とは

短気な性格

逆にピッチャーに向いていない性格の代表的なものが短気な性格。

審判のストライクボールの判定にいちいちイライラしたり、ヒットやエラーでランナーを溜めてイライラしたりなど。

イライラすると冷静さを失い、コントロールを失います。
短気な投手は四球などから崩れて自滅してしまうケースもよくあります。
常に冷静なピッチングが望まれます。

集中力が続かない性格

集中力が散漫になりがちなタイプは油断するとすぐに甘い球を投げてしまったり、あるいは四球を出してしまうことがあります。

特に先発型タイプは集中力がないと務まらないポジションでしょう。
長いイニング投げる上で1イニング、1イニングもっと言えば、1球1球集中して投げられるタイプじゃないと務まりません。

また、集中力が続かないと練習自体も身になる練習ができないことがよくあります。

まとめ

以上、ピッチャーに向いている性格と向かない性格についてご紹介しました。
プロ野球選手を見ても冷静沈着で、探究心のある性格を持つピッチャーが多いですね。

特にメジャーで活躍するような選手はそういった性格が顕著です。
お子さんを指導するときにピッチャーに向いている性格なのか、上記基準にして判断してみてはいかがでしょうか。

また、身体的な判断基準については以下の記事で紹介していますので、良ければご覧いただけますと幸いです。

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