野球でピッチャーはまずはどの変化球から覚えるのが良い?

ピッチャー

野球のピッチャーは一昔前と比べて変化球の種類も多彩になりました。
様々な球種を操って投球を組み立てる投手もいます。

ここでは変化球の種類や、覚えておくべき変化球について解説します。

覚えておくべき変化球とは

まず最初に覚えておきたい球種はカーブです。
小学生や中学生などまだ体が完全に出来上がっていない投手もカーブから覚えることが多いです。

なぜカーブを覚えるケースが多いかというと、肩や肘が負担のかかりにくい変化球だからです。

人間の関節は内側に捻る分には、それほど負担はかかりません。
カーブの場合も内側に捻りなかまら投げ方になるため、まだ体が出来上がっていない投手でも投げやすい球種です。

そしてもう一つ早い段階で覚えておきたいボールがチェンジアップです。
チェンジアップは投手によって若干握り方が異なりますが、基本的には5つの指をボールに添えて投げます。

人によっては人差し指と親指をつけるように握ったり、中指を浮かす投手もいます。

チェンジアップのメリットはストレートと同じように腕を振ってもボールの回転がゆるく、球速が落ちること。

腕の振りがストレートと変わりませんので、肩や肘に負担もありません。
打者のタイミングを外すのに有効なボールで、今もなお、プロ野球選手も使っているボールです。

特に速いストレートを持っている投手は有効で、打者もタイミングを狂わされ空振りするバッターが多いです。

ストレートのスピードがついてきたらチェンジアップも覚えると良いでしょう。

ウイニングショットに使える変化球

2ストライクまで追い込んだら、空振りを意識して投球したいですね。
そこで、空振りを取れるボールを紹介します。

代表的なのはフォークボール。
人差し指と中指でボールを挟んで抜くように投げる球種です。

ボールがほぼ無回転のような状態になり、打者の手元でストンと落ちます。
バッターはどうしても横の変化より縦の変化に弱いのですから、空振りを一番奪いやすいボールです。

特にプロ野球でも抑え投手を中心に持っている投手が多いですね。

ただ、フォークボールの場合、オーソドックスなオーバースロー、そして指が長い投手など色々と条件が揃わないと厳しい部分もあります。

もう一つにウイニングショットで使えるボールがスライダーです。
右投手なら右バッターの外角に逃げていくボールです。

カーブと似ていますが、スライダーの方がスピードがあり、横回転の強いボールです。

特に右投手なら決め球として使えるボールなので、ぜひ習得を目指したいですね。

近年増えている変化球

近年プロ野球で増えている球種といえばワンシーム、ツーシーム、フォーシームです。

いずれのボールもストレート系の速いボールですが、やや曲がりがあるため、バッターの芯を外すボールとして活用されています。

もともと日本の投手が使っていたというより、メジャーで主流となっていて、その握り方を日本の投手も真似して使うようになって、だんだんと日本でも広まったというのが現状です。

ワンシームはボールの縫い目に対して指を1本掛けます。
ツーシームとフォーシームは握った時に縫い目が2回またぐか、4回またぐかによって変わってきます。

どちらかというと、シュート系のボールになります。ダルビッシュ投手が使っているのが有名ですね。

そしてもう一つ覚えておきたいボールはカットボールです。
カットボールもワンシームなどと同様に、ストレート系のボールですが、ややスライド回転するのが特徴。カットボールを多く操るピッチャーをカッターなどと呼びます。

ヤンキースで守護心として活躍したマリアーノリベラ投手は代表的な投手といえるでしょう。

日本でも松坂投手をはじめ、カットボールを操る投手も多いです。

まとめ

以上、ピッチャーが操る変化球について紹介しました。
最近は高校生でもカットボールやフォーシームなど覚えて甲子園で投げている投手もいますね。
非常に変化系の幅も広がってきたといえます。
ただ最初は基本的なカーブやチェンジアップから覚えるのが怪我予防の意味でも無難といえるでしょう。

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