野球のピッチャーの理想的な投げ方とは?

ピッチャー

近年、プロ野球のピッチャーを見ていると非常に球のスピードが速くなった印象ですね。
昔は150キロ投げる投手が数名でしたが、今は各チームの半分程度は150キロを超えると言っても言い過ぎではありません。

なぜそこまでスピードボールを投げられるようになったのか。
そこにはピッチャーの投げ方のメカニズムが解明されてきたということが挙げられます。

ここでは野球のピッチャーの投げ方を詳しく解説します!

まずはボールの握り方を把握しよう

しっかりとしたボールを投げるには正しいボールの握り方も重要です。
まず人差し指と中指の腹の部分で、しっかりと縫い目を抑えるように握りましょう。
そして人差し指と中指の間が指1本分ぐらい空くように握ります。

そして親指は腹の部分ではなく、やや斜めの側面でボールを支えるようにしましょう。

そしてボールを軽く握り締め、あまりガッチリとロックしないようにします。
がっちり握ってしまうとスナップが効かず、回転の良いボールが投げられなくなります。

これがまず良いボールを投げる基本です。

ピッチャーの理想的な投げ方 その1 足を上げる

ここで解説するピッチャーの投げ方は、いわゆる基本的な投げ方です。
体が未発達な小学生でも無理のない投げ方をご紹介します。

右ピッチャーを基本として解説していきます。
まず左足を上げた時に重心が傾かないようにします。
軸足の右足に合わせて平行に上げます。
その際に左足を大きくひねる必要はありません。

野茂投手のように大きく腰を捻って投げる方法もありますが、下半身への負担が大きいこととコントロールの安定が難しいため、そういった投げ方はここでは紹介しません。

左足を上げた時に頭の位置が右足の上に乗るようなイメージで上げましょう。

そして右足の位置はプレートに対して平行に固定するように足を置きます。
平行に置くことで、軸足がズレず安定した投げ方になります。

ピッチャーの理想的な投げ方 その2 足を下ろす

次に左足を下ろしながら体重移動していきます。
左足を下ろす際は、上げた位置からその場ですぐ下げていくようなイメージで、そして左足が着地する前にホーム方向へ体重移動していきます。

参考までにダルビッシュ有投手の投球フォームを紹介します。

登板間のブルペンの様子 /Yu Darvish

ダルビッシュ有投手の投球フォームを見ていると、左足を上げた後にすぐに降ろして(ただし地面には着地させず)、体重移動が始まりますね。

このように体重移動しながら投げるほうがキャッチャーに向かって、より強い球が伝わるからです。

左足を下ろすのが遅くなり、着地位置直前になって足を下ろすと、力が地面の方向に流れてしまうため、球速が出にくくなります。

そして着地した時の左足の向きはしっかりとホーム方向に向くようにしましょう。
その方が力が伝わりやすいですし、コントロールも安定しやすいです。

そして左足が着地するまでの間、できるだけ下半身はプレート方向に残すようにします。
プロ野球中継などを見ていると、この動きを「タメ」と表現しています。
体重が前のめりになってしまうとボールに力が伝わらなくなり、肩の開きが早くなり、コントロールが安定しにくくなってしまいます。
また球持ちの悪い投げ方になるため、打者にとってもタイミングが取りやすくなります。

左足が着地するまでは上半身がホーム方向に体が向かないようにします。

ピッチャーの理想的な投げ方 その3 腕の振り方

ここまで下半身の動きを中心に紹介してきました。
次に腕の振りも紹介しましょう。

ピッチャーの投げ方は人間の体の動きに合わせて、無理のない腕の振り方が理想です。
ボールを握ったときに腕を振ると、手の甲が外側に向きます。
そして腕を回して肩の高さまで肘を持って行きます。肘は肩に対して直角になっているのが理想的です。

肩の位置まで腕を上げた時には、ボールを握っている手のひらが内側を向いています。

そして腕を振る際は、肩幅の中にリリースポイントが収まるようにします。
体から遠い位置でのリリースとなると抜け球が多くなり、シュート回転しやすく、球の力が伝わりにくくなります。

まとめ

以上、野球のピッチャーの投げ方について紹介しました。
ここで紹介した投げ方は非常にオーソドックスなものです。

肩や肘への負担が少ない投げ方ですので、小さいお子さんの投げ方を指導する際には、とても向いている投げ方と言えます。

上体をひねった投げ方やサイドスローなどは、体が未発達の場合にはお勧めできません。
まずは基本的な投げ方で良い投球フォームを身につけていきましょう。

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