東京五輪(オリンピック)の野球競技の開催ルールについて

ルール / 用語

日本を始め、世界中で大人気のスポーツ、野球。
五輪での野球ですが、1992年のバルセロナ五輪から5大会連続で正式種目として開催をされてきましたが、2008年の北京五輪を最後に長らく開催されていませんでした。

2020年に開催される東京五輪では、正式種目としての開催はなりませんでしたが、ソフトボールと共に開催都市の追加種目として開催されることが決まりました。

今回は、東京五輪の野球種目について+過去大会の開催実績を紹介していきます。

東京五輪の野球について

ここでは東京五輪での野球の詳細について説明をしていきます。

出場国

開催国である日本を含めた計6チームで開催されます。

2020年1月時点で決定している出場国

  • 日本(開催国)
  • 韓国(プレミア12のアジア・オセアニア枠)
  • メキシコ(プレミア12のアメリカ大陸枠)
  • イスラエル(アフリカ/ヨーロッパ予選の優勝国)

開催国の日本は既に出場が決定していますが、その他の出場国は以下の大会から選出されます。

アフリカ/ヨーロッパ予選(枠数1)

2019年9月18日~22日にイタリアで開催されました。
優勝したイスラエルが出場権を獲得しました。

▽アフリカ/ヨーロッパ予選の出場チーム
・2019ヨーロッパ野球選手権大会の上位5チーム
・2019年アフリカ野球選手権大会の優勝チーム
計6チーム

2019 WBSCプレミア12(枠数2)

2019年11月2日~17日に日本・台湾・韓国・メキシコで開催されました。
日本を除くアジア・オセアニア大陸の上位1チームと、アメリカ大陸の上位1チームが出場権を獲得します。

▽2019 WBSCプレミア12の出場チーム
日本・韓国・チャイニーズタイペイ・オーストラリア・アメリカ・カナダ・キューバ・ドミニカ共和国・プエルトリコ・ベネズエラ・メキシコ・オランダ(計12チーム)

アメリカ大陸予選(枠数1)

2020年の3月にアメリカで開催されます。
優勝をしたチームが出場権を獲得します。

▽アメリカ大陸予選の出場チーム
・2019 WBSCプレミア12でオリンピックの出場権を得られなかったアメリカ大陸のチーム
・パンアメリカン競技大会リマ2019の上位2チーム
計8チーム

インターコンチネンタル予選(枠数1)

2020年の4月〜5月に台湾で開催されます。

▽インターコンチネンタル予選の出場チーム
・アフリカ/ヨーロッパ予選の2位
・アメリカ大陸予選の2位と3位
・2019年アジア選手権大会の上位2チーム(既に出場権を獲得しているチームは除く)
・2019年オセアニア予選の優勝チーム

試合形式

東京五輪では、予選→ノックアウトステージ→準決勝〜決勝の流れで開催されます。

・予選
6チームが3チームずつの2組に分けられます。
各1試合ずつ行われるので、試合数は各チーム2試合のみになります。

・ノックアウトステージ
敗者復活戦を含むトーナメント形式で行われます。
予選で決まった、各組1位〜3位のチームが以下のように振り分けられます。

ノックアウトステージ トーナメント表
ノックアウトステージ トーナメント表

開催スケジュール・会場

7月29日(水)~8月8日(土)の期間、開催されます。

大まかなスケジュールは以下になります。
・7月29日~8月1日 予選
・8月2~5日 ノックアウトステージ
・8月5~6日 準決勝
・8月8日 三位決定戦・決勝戦

会場について、「横浜スタジアム」がメイン会場となります。
※開幕戦のみ「福島あづま球場」で開催されます。

過去大会での野球競技について

上記で述べた通り、野球は1992年のバルセロナ五輪から5大会連続で正式種目として開催をされました。

ところが2002年、アジア・北米大陸など以外ではあまり盛んな競技ではないという理由から、野球はソフトボールと共に正式競技種目から除外勧告をうけました。

しかし、2005年に行われたIOCの総会で、五輪の正式種目として存続を決める投票を実施しましたが、過半数の賛成票を得ることが出来ず、野球・ソフトボールは2012年のロンドン五輪から除外されることが決定しました。

さいごに

今回は、東京五輪(オリンピック)の野球競技について紹介をしてきました。

一生に一度と言っても良い五輪の自国開催。
普段は、プロ野球や高校野球しか見ていない方も、ぜひ東京五輪の日本代表に注目してみてくださいね。

※余談ですが、五輪の開催期間中は、プロ野球・高校野球・都市対抗野球(社会人)は開催されないようです。

タイトルとURLをコピーしました