野球のルールを知りたいけど今更基本的なことまで聞くのは恥ずかしいという方も多いかもしれません。
野球のルールブックなど見てもちょっと難しすぎてよくわからないということも多いので、ここでは基本的な用語を解説します。
細かいことは抜きにして、まずはこれだけ知っておけば、野球のルールがある程度わかるという部分を紹介しましょう!
ストライク、ボールとは
ピッチャーが投げる球に対して定められたゾーンにボールが通過するとストライクです。
定められたゾーンから外れるとボールです。
定められたゾーンというのは相手のバッターの身長なども関係してくるのですが、その辺りの細かい説明は抜きにして、簡単に言うと打てるところに来た球がストライク、打てないような遠いところに来た球がボールと覚えておけばOKです。
そしてストライクが3つになるとアウト(三振)です。
ボールが4つになるとフォアボール(四球)です。
フォアボールになるとバッターは1塁に進めます。
ファールとは
振った打球がフェアゾーンに入らない場合をファールと呼びます。
なお、ファールはストライクとしてカウントされます。
ただし、2ストライクからのファールはそれ以上ストライクが増えません。
ファールゾーンに飛んだ打球をノーバウンドでキャッチすればアウトです。
仮に落としたとしてもファールと判定されるだけです。
アウトとは
守備側はアウトを3つ取るとスリーアウトチェンジとなり、次に攻撃に移ります。
野球は攻撃と守備を繰り返すスポーツで、それを1回から9回まで行います。
ダブルプレーとは
一度のプレイでアウトが2つ取れるプレーのことです。
ダブルプレーはランナーがいる時のみ可能性があるプレーです。
ヒット、ツーベース、スリーベース、ホームランとは
ヒットは打った後にアウトにならず、1塁までいける状況です。
ツーベースは2塁まで行ける状況、スリーベースは3塁まで行ける状況、ホームランは本塁まで還って1点が入る状況です。
外野のフェンスを越えてホームランとなった場合はアウトになることはなく、ゆっくりと本塁に還ってくることができます。
サヨナラホームランとは
サヨナラホームランは同点、またはリードされた状況で、裏の攻撃でホームランを打って、逆転して勝利が決まった場合のプレーです。
例えば、3対3で迎えた9回裏にホームランを打てば、4対3となり、勝利が確定するのでサヨナラホームランと呼びます。
タイムリーとは
タイムリーはランナーがいるときにヒットを打って、ランナーが本塁まで帰還した時にタイムリーと呼びます。
タイムリーヒット、タイムリーツーベースなどと呼びます。
ただし、タイムリーホームランとは呼びません。
タッチプレーとは
タッチプレーは守備側がボールを持っているときにランナーにタッチするプレーです。
ランナーがベースから離れている時に走者にタッチすればアウトになります。
フォースプレイとは
ランナーにタッチしなくてもボールを持ってベースを踏めばアウトになるプレー。
主にランナーが詰まっている時はフォースプレイが可能になります。
具体的にはランナー1塁、ランナー1、2塁、ランナー満塁の時。
この場合、ランナーは打球が飛んだ時に次の塁に進むしかないので、そういった時は守備側がベースを踏めばアウトになります。
例えばランナー1塁の場合、守備側はゴロが飛んだときに2塁を踏めばアウトが成立します。
フライアウトとは
バッターの打球が1度も地面につかずフライになって、それを守備側がダイレクトでキャッチするとアウトになります。
パスボールとは
パスボールはピッチャーが投げた球をキャッチャーが後ろに逸らすことを言います。
ランナーがいる場合は、その間に次の塁に進塁してもOKです。
なお、ピッチャーが投げた球が大きくキャッチャーから逸れた場合はパスボールではなく暴投と呼びます。
デッドボールとは
デッドボールはピッチャーが投げた球が打者の身体に当たってしまうプレーです。
その場合、打者は1塁に進みます。
ただし、打者がその球を全く避けるそぶりを見せないとデッドボールにはなりません。
なお、ボールが頭部付近に当たってしまうと危険球となり、ピッチャーは退場処分になり、守備側は次のピッチャーを投入しなければいけません。
押し出し四球(死球)とは
押し出し四球はランナー満塁時にピッチャーがフォアボールを与えてしまった時のプレーです。
ランナーはそれぞれ次の塁に進み、1点が入ります。
なお、デッドボール(死球)でも四球と同様に1点が入ります。
まとめ
以上、野球の基本的なルール、用語について解説しました。
他にも野球の用語はたくさんあるのですが、まずはこれだけ覚えておけば、ある程度のルールは把握できます。
まずはきっちり基本的なところを押さえて野球を楽しみましょう!