野球のピッチャーに必要なインナーマッスルを鍛えよう!

トレーニング

野球でピッチャーをする際はインナーマッスルを強化したほうが、コントロールの向上、スピードアップにつながります。
またインナーマッスルを鍛えれば体幹が強くなって、怪我のしにくい体になります。

ここでは、ピッチャーのインナーマッスルのトレーニング方法について詳しく解説します。

インナーマッスルとは

そもそもインナーマッスルとはどんなものなのか。
なんとなくイメージで、「鍛えにくい内側の筋肉」というイメージがありますね。

具体的に言うと腹横筋、多裂筋、横隔膜、骨盤底筋群、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋などを指します。
インナーマッスルは大胸筋などと違って目で見て筋肉が動いていると分かる場所ではありません。
部位によっては内臓に隣接するケースもあります。

筋肉にはそれぞれ役割があります。

可動域が広く、動きに対してサポートするのがアウターマッスル、それに対しインナーマッスルはしっかりと体幹を固定して体を支えるような筋肉です。

ですからピッチャーのインナーマッスルで考えると、踏み込んだ後にしっかり踏ん張れる力があるかどうかが大事になります。

右ピッチャーなら左足を踏み込んだ時、左ピッチャーなら無理に右足を踏み込んだ時です。
そこで踏ん張って腕を振ることが出来れば速いボールを投げることができます。

ピッチャーが鍛えておきたい上半身のインナーマッスル

ピッチャーをする方で上半身に着目した場合、棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋のインナーマッスルを鍛えることで、腕の振りが安定し、ボールのスピードも速くなります。

肩周りのインナーマッスルを鍛えるメリットとして、肩関節の外れ、緩み、靭帯の伸びを防ぐことができます。

肩は肘や手首などと違って可動域が非常に広いです。腕は一定方向にしか曲がりませんが、肩はほぼ360度どこでも動かせるような造りになっています。

逆に言うと、それだけ外れたり、ずれやすいので投球フォームも安定せず、コントロールが乱れやすいというわけです。

その腕の振りを安定させるには、肩のインナーマッスルを鍛えることが大事です。

そこで、肩のインナーマッスルを鍛えるにはどんなトレーニングが良いか、参考になる動画を紹介します。

棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋それぞれのインナーマッスルの使い方を解説していますので、非常にわかりやすいです。
チューブによるトレーニング法で、ご自宅で簡単にできます。

ピッチャーが鍛えておきたい下半身のインナーマッスル

次にピッチャーをやる方が意識したいのは大腰筋というインナーマッスルです。
この筋肉は大腿骨から背骨をつなぐ筋肉になっています。
わかりやすく言えば、背中と腰をつなぐ筋肉です。

大腰筋は硬くなりやすいですし、可動域も狭くなりがちです。

投球フォームで足を踏み込んだときに腰の位置がずれてしまうことがあります。
それがスピードの減少やコントロールの不安定さにつながります。

では、どんなトレーニングをすると大腰筋を鍛えられるのか参考になる動画を紹介しましょう。

自宅で簡単にできるトレーニングです。
まずは左足を前方方向に踏み込み、右足を大きく後ろに下げましょう。

そして身体をぐっと下げて、左足の大腿骨より下がるぐらいまで上体を沈めましょう。
更に左側に腰をひねります。
そうすることで大腰筋の筋肉を刺激し、強化することができます。

大腰筋は深層に位置する筋肉ですので、鍛えても筋肉がついているという感覚が分かりにくい場所です。
しかし筋連結をして横隔膜と一緒に連動していますので、鍛えることで衝撃に耐えられる下半身を作ることができます。

ピッチャーとして足を踏み込んだときに腰の位置がずれませんので、上体もブレず、投球が安定します。

ピッチャーをやる場合は肩周りと腰周りのインナーマッスルを両方鍛えるようにしましょう。

まとめ

以上、ピッチャーに必要なインナーマッスル強化について紹介しました。
肩のインナーマッスルは腕の振りだけでなく、安定性をもたらすものなので怪我をしにくい上半身にすることができます。

そして下半身のインナーマッスルは衝撃に耐えうる筋肉を強くすることができます。
コントロールとスピードの両方を満たすためには欠かせない筋肉なので、こちらも併せて鍛えていきましょう!

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