野球でピッチャーを務めている人はどんな身体能力や性格の持ち主なのか特徴をまとめました。
もちろん該当する人しかピッチャーを出来ないというわけではありませんが、他のポジションより身体能力の高さが必要となり、優れた選手が務めるケースが多いです。
肩が強い選手
一番わかりやすいのは肩が強い選手です。
「肩が強い＝速い球が投げられる」という解釈になりますので、打ちにくいボールを投げられる素質があるといえます。
例えばプロ野球選手で考えても、140キロのストレートしか投げられない投手より、150キロ超えるストレートを投げられる投手の方が抑えられる確率も高まります。
肩が強いというのは天性の部分もあり、小学生の段階で差が出るケースもあります。
これは生まれ持った一つの才能と言えるでしょう。
コントロールが良い投手
コントロールが良い投手も活躍できる要素を兼ね備えています。
特に学生年代では、さほどスピードがなくてもコントロールさえ良ければ活躍できるケースが多いです。
例えば、甲子園に出ている投手でも130キロに満たないストレートで抑えている投手もいます。
そういった投手は共通してコントロールの良さを武器として兼ね備えています。
尚、「肩が強いけどコントロールは悪い」という投手も少なくありません。
残念ながらそういった投手はなかなか試合では活躍しづらいです。
いくら速い球を持っていてもコントロールが悪ければ、四球を連発して自滅してしまうパターンに陥ります。
実際、肩が強くコントロールは悪い投手はいるのですが、上のレベルに行けば行くほど、そういった選手は活躍しにくくなります。
どんな場面でも物おじしない性格の選手
ピッチャーは非常にメンタルも試されるポジションです。
例えば、ピンチになった時に動揺してコントロールが悪くなる、甘い球を投げてしまうという投手はどうしても勝ちに結び付けられません。
相手のプレッシャー、応援団の声援、観客の声など様々なものが重圧としてのしかかります。
プレー以外の要素も重圧としてかかってくるので、物怖じしない性格の方がピッチャーに向いているといえるでしょう。
背が高い選手
傾向としてピッチャーは他のポジションより背が高い選手が務めるケースが多いです。
理由としては、下記のようなことが挙げられます。
- 角度のあるボールが投げられる
- リリース位置がホームベース寄りになる
- 将来性が期待できる
例えば同じ目線からリリースされるより、高い位置からリリースされた方が角度が出るため、バットに当てるのが難しくなります。
バッターの目線も上向きになり、どうしても人間の視覚的要素から平行より斜めの方が見づらい部分があります。
そして腕が長い分、リリース位置が前になるため、球を見極める時間が短くなります。
これが長身ピッチャーを打ちにくい理由です。
尚、学生年代では長身の方が将来的に伸びしろがあると考えられます。
筋力アップしたり、体が出来てくることでスピードも上がる可能性があります。
まとめ
以上、野球でピッチャーを務める選手の特徴をまとめました。
プロ野球のポジション別平均身長でもピッチャーが一番高いというデータもありますし、体格の良さが求められるポジションといえるでしょう。
ただ、ヤクルトの石川選手のように背が低くても活躍している選手はいます。
あくまでも傾向として、そういったものがあるというだけです。
背が低いだけでピッチャーを断念しなければいけないということではなので注意しましょう。
