「歴代最高の投手といえば、江夏だ！」
「いやいや、最強は江川！」
「なんといっても松坂大輔！」
「第1位はダルビッシュ！」
プロ野球ファンに最強ピッチャーを聞くと、年代で名前が挙がる選手が異なります。
その時代時代を彩った選手は間違いなく良い選手ですが、同時期に活躍しているわけではないので、誰が一番かはわからない部分があります。
そこでランキングでよく名前が出てくる選手をまとめました。
江夏豊
阪神、南海、広島、日本ハム、西武、そして最後はメジャー挑戦と様々な球団を渡り歩いた投手です。
江夏投手はキャリアの前半は先発投手として活躍し、後半からはリリーフとして活躍しました。
通算206勝、セーブ193という両方で活躍している希少な選手です。
20世紀最高の投手として、よく名前も挙がります。
キレのあるストレートとカーブが特徴のピッチングスタイルで、奪三振率が高かったのも江夏投手の特徴です。
特に印象的なシーンは広島時代の日本シリーズでの活躍。
1点リードの9回裏無死満塁というピンチを招くも、そこから見事に抑えて「江夏の21球」という言葉がクローズアップされました。
江川卓
そして元祖怪物といえば高校時代から数多くの実績を残した江川卓。
作新高校時代は36イニング連続無安打無失点、選抜大会で大会通算60個の三振など、多くの記録を打ち立ててきました。
そして紆余曲折ありながらもプロ野球、巨人に入団。
入団から引退まで僅か9年。
短命ではあったものの輝かしい成績を収め、引退しました。
江川投手最大の特徴はスピードガン以上のスピンのかかったストレート。
当時はまだスピードガンが導入されたばかりで、あまり正確性がなかったと言われています。
対戦した打者などは口をそろえて、「150キロ以上のボールを投げていた」と証言しています。
初年度こそ9勝に終わったものの、2年目から引退するまではすべて2桁勝利を収めている優秀な投手でした。
松坂大輔
そして平成に入ってから必ず名前が挙がるのが松坂大輔投手。
高校時代に春夏連覇、決勝戦でノーヒットノーランなど伝説を作ってきて、プロ野球、西武に入団。
入団1年目にいきなり最多勝マークするなど新人離れした成績を収めてきた投手です。
特に当時日本ハムに在籍していた片岡選手を155キロのストレートで三振に打ち取ったシーンは今でも動画などでアップされていますね。
今でこそ高校生で150キロを投げる投手は珍しくなくなってきましたが、当時はその殻を破るような存在として大いに注目されました。
晩年は怪我に悩まされ続けましたが、間違いなく歴史の中でも名前の挙がる投手といえるでしょう。
ダルビッシュ有
そして2000年代に入ってくるとダルビッシュ投手がナンバーワンの地位を確立していきます。
特に日本ハム時代は圧巻の成績で、5年連続防御率1点台。
もはや日本には敵なしの状態になり、メジャーに渡りました。
そしてメジャーに渡ってからはトミージョン手術など怪我に苦しむシーズンもありましたが、長きに渡って活躍中です。
長身を生かしたストレートとスライダーが持ち味の投手でしたが、今では様々な球種を操っていて、技巧派の一面も持ち合わせています。
大谷翔平
そして、現代最高の投手といえば大谷投手でしょう。
「大谷投手」と表現するのはちょっと違和感がある選手で、野手としても類まれな才能を発揮しています。
日本人ナンバーワンの165キロを計測し、この記録は塗り替えられていません。
まだ年齢も20代で、これからさらなる記録や記憶に残るシーンを残していってくれるでしょう。
まとめ
以上、「歴代ナンバーワンピッチャーは誰か？」というランキングに必ず出てくる投手を紹介しました。
他にも名前を挙げればきりがなく、プロ野球初期なら金田投手、90年代なら斎藤雅樹投手、近年なら田中将大投手なども活躍していますね。
聞く人によってそれぞれ思い入れがあり、ナンバーワンは異なるかもしれません。
ただ、いずれも素晴らしい実績を残した投手で、人々の記憶に残ったということは共通する部分です。
